あの痛みの原因は・・・ホルモン?!

PMSの独特の腰の重さ・・・・、そう、あの独特に
痛みの元はいったい何なのか?
今日はそのことについてお話してみたいと思います。

そもそもあの痛みの原因は、生理活性物質であるプロスタグランジン
という成分の生成が関与しています。
プロスタグランジンとは何か?人間の体の中の様々な組織や器官に
存在して役割を担うホルモンのことです。
具体的に言うと、血圧低下作用や筋肉の収縮作用、また黄体退行作用や
血管拡張作用などに関係しています。
プロスタグランジンのそのさまざまな働きは古くから注目されており
薬としての活用法が模索されてきました。
結果、人工的に特定の作用を発揮するプロスタグランジン製剤というものが
作られるようになっています。

つまり痛みの原因であるとともに、その作用は大いに利用価値がある
とされているものなのです。

女性の体は、生理周期に合わせプロスタグランジンが分泌されます。
子宮内膜から分泌されることにより子宮収縮を促して経血をスムーズに
体外に出す役割があるので、月経に必要不可欠なホルモンです。
この働きは妊娠したのちには分娩をスムーズにする働きにもつながるため
女性としての体の機能に大きく貢献するホルモンとも言えますね。

しかし、プロスタグランジンには痛みの感度を上げて痛みを感じやすくさせたり、
また炎症を引き起こしやすくする作用もあります。
そのため、生理前に増加するプロスタグランジンの分泌量によって
頭痛や腰痛、だるさ、吐き気など症状が出てくる(そして酷くなる)のです。

逆にプロスタグランジンの分泌量が少ない場合は生理痛等の症状は
ほとんどない、といえますね。

女性の体の働きと連動しているプロスタグランジンですので、
どうしてもマイナスイメージだけが先行しがちです。
結果としてPMS症状が酷ければプロスタグランジンの分泌を
抑える薬が処方されるというケースもあるようです。

しかしプロスタグランジンそのものは将来的に出産時等で
その力に助けられるということもあり、悲観的にならず
ぜひ上手に付き合って生理や妊娠に関係するものとして
大切に考えていただきたいホルモンです。

いずれにしても非常にナイーブな問題であり、「ただの痛みの原因」
というだけではなく、女性の体全体をコントロールするために要素
であるということを覚えておいていただけたらと思います。